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登録日:2017/03/04 Sat 11 26 00 更新日:2024/06/06 Thu 14 22 06NEW! 所要時間:約 24 分で読めます ▽タグ一覧 SRW アンドロイド エゴの塊 エゴイスト ガーディム スパロボ スパロボV スパロボオリジナル敵組織 スーパーロボット大戦 スーパーロボット大戦V ディストピア デスティニープラン バンプレストオリジナル 傲慢 効率 合理化 大マゼラン銀河 害悪 小物 火の鳥未来編 空気 管理国家 超文明ガーディムとは『スーパーロボット大戦V』に登場するオリジナル勢力の組織名である。 【作品後半のネタバレ注意。未プレイの方は非閲覧推奨】 【概要】 【組織構造】 【関連用語】 【構成員】アールフォルツ・ローム・ハルハラス ジェイミー・リータ・スラウシル グーリー・タータ・ガルブラス エージェント その他構成員 【ガーディムの真実】 【顛末】 【保有する機動兵器】アールヤブ ブラーマグ マーダヴァ マーダヴァ・デグ スリニバーサ バースカル 【余談】 【概要】 3000年前に当時のイスカンダルと大マゼラン銀河の覇権を争った、「超文明」を自称する星間国家。 現在では滅亡しておりその痕跡は見受けられない。 第1~11までの艦隊を保有していたがその内第8艦隊は突如消息を絶ち、第8艦隊の存在は大マゼラン銀河にて伝説として残されていた。 しかしガーディム最後の生き残りとも言うべき第8艦隊が現代に帰還。彼らは「超文明ガーディムの再建・復興」を目的に暗躍を開始する。 ……と此処まで書くと色々裏で暗躍しているようだが、実際の所版権側の悪役や組織と交流したり同盟を組む様な場面は絶無。 物語では終始地球やサンプルとして回収した地球人(選ばれなかった方の主人公)を観察するだけで、目的のために前線に出る以外で他勢力と関わり合おうとする機会は微塵もない。 ぶっちゃけ黒幕ロールという視点で見ると、ブラックノワールやエンブリヲの方が遥かに物語の黒幕を演じている。 永い年月の間に人員が殆どいなくなったのか、指揮官のアールフォルツを除いて兵力は人工頭脳やアンドロイドで代用している。 大マゼラン銀河出身の文明であるため、地球人の事はガミラス帝国と同様に「テロン人」と呼称し、ガーディム再建の鍵としてヴァングレイと主人公のパートナーであるナインを付け狙っている。 【組織構造】 構成員であるガーディム人の性格を一言で表すならば傲慢。 次元関連の技術力は他の追随を許さぬ程ずば抜けて高く、容易く平行世界間の移動も可能。 しかしその技術力の反面、自分達を大マゼラン銀河の本来の支配者であると気取り、ガーディム人以外の種族を頭ごなしに「劣等種族」と決めつけて蔑み、他星への侵攻は「矯正」と評している。 彼らの行為は自分達の秩序と合理化の理念を無理矢理他人に押し付ける極めて独善的なもので、 自分達ガーディムに他文明が呑み込まれ併合されることは栄誉なことであると心から信じ切っている。 故にガーディムの侵略を糾弾された際は、 それを侵略という単純な言葉で切って捨てる事しか出来ないような種族はしゃべる猿に過ぎんよ 理性と知性を以て、我々を受け入れた者に待つのは、豊かで不安のない未来だ と平然と返している。 版権作品の敵組織と関わろうとしないのは、他人を徹底的に見下しているからなのだろう。 ガーディムの文明は徹底的な合理化・効率化の名の元に結婚や生活、出産、就業など人の一生の全てがシステムで管理された典型的な管理国家である。 愛や思いやりが生む「人間性」は効率化を追求する過程で切り捨てられ、ガーディム人は皆システムの歯車に徹することで繁栄と高度な武力・科学力を得たが代償として、個人恋愛や結婚といった人間らしい営みや文化は失われてしまう。 デスラーはこのガーディム人の精神的な歪みが、ガーディムが歴史の表舞台から消えた原因であると考察している。 加えて失敗に対して非常に不寛容な部分があり、一度でもミスを犯した者はデリート(処刑)対象として扱われる。 そのため構成員の態度も殺伐としており、対立からの和解・協力といった仲直りや、失敗からの再起といった発想は基本的になく、構成員はそれらの行為は弱者の戯言として捉えている。 【関連用語】 システム・ネバンリンナ ガーディム人が開発した文明再建システム。 ガーディムが何らかの理由で滅亡した場合、別の星の環境を改造して造り変えガーディムの文明を再建するためのセーフティみたいな機械。 兵器やアンドロイドの開発も可能。 主人公の相棒であるナインはこのシステムの情報収集端末「スレイブ」の内の1機である。 3つの世界 『V』における中核を成す3つの平行世界。詳しくは『スーパーロボット大戦V』の項を参照。 大雑把に書くと ガミラス・イスカンダルのある「新正暦世界」。 エンブリヲが根城とし、ナデシコ、勇者特急隊、ソレスタルビーイングなどがいる「西暦世界」。 エヴァや宇宙世紀ガンダム、アームスレイヴ、マジンガー、ゲッターがある「宇宙世紀世界」。 といった感じ。ガーディムの生まれは新正暦世界である。 【構成員】 キャラデザインは全員渡邉亘氏が担当している。 アールフォルツ・ローム・ハルハラス 想像してみたまえ。未開の野蛮な種族が、ガーディムの一員となれる事の栄誉を 声:中田譲治 ガーディム第8艦隊司令官。愛機は戦艦「スリニバーサ」。 白い髪をオールバックにした屈強な初老の男性で、劇中におけるガーディムの支配者として君臨する。 「指導と教育と啓蒙は我々の義務」と語り他者と接するなど一見理知的で落ち着いた指導者然とした雰囲気だが、 実際はガーディム人以外の種族を「猿」「劣等種族」と呼んで露骨に見下し他種族と分かり合うという発想そのものを持たない、傲慢で尊大な慇懃無礼極まりない性格。 おまけに他種族が喋ることすら「猿が人語を介するのには相応の時間が必要」とまで言うなど、そもそも他種族を同じ知的生命体として認めていない節まである筋金入りを通り越した差別意識の塊。 このような思考はガーディム人の為政者や指導者には共通したもので、アールフォルツだけがガーディム人の中でとことん傲慢で外道な存在という訳ではない。 逆を返せば、ガーディムではこんな性格や思考の為政者や指導者がデフォルトということである。 ガーディム人以外の全てを心底見下し切っているため、ガーディム人以外へ向ける感情は希薄で冷淡。 相手に罵倒されようと「ペットに吠えられたくらいで人は感情的になるような事はない」と何の感慨も示さず、戦争や虐殺行為を「作業」とまで言い切る。 生きたテロン(地球)人は、生きた人間の絶無なガーディムにおける「希少なデータサンプル」として見ており観察対象にしている。 なおかつて自分達のテリトリーであった大マゼランで版図を広げるガミラス帝国には内心敵意を向けており、 デスラーが帝都に第二バレラスを落とす蛮行に走った場面に遭遇した際は、 「指導者に見捨てられるような民ならば消去も当然」「そしてそれは超文明ガーディムが行わなければならない」という理由で、 第二バレラス直撃の瞬間まで帝都に住むガミラス人を率先して虐殺しようとした(*1)。 3000年前のイスカンダルとの戦争風景を見せてあたかもイスカンダルが今も攻撃的な文明であると誤解させる卑劣な策を仕掛けており、 そのことについても「嘘は言っていない」「勝手に誤解した方が悪い」と開き直る悪辣な一面も覗かせる。 但し他人を見下し切っているとはいえ自軍の面々に罵倒されればしっかり苛立つ。 要は自尊心・プライド・選民思想が異常なまでに高く凝り固まっているだけである。 名前の元ネタはフィンランドの数学者「ラース・ヴァレリアン・アールフォルス」と思われる。 ジェイミー・リータ・スラウシル …美しくない。やっぱり、劣等種族ね。言葉遣い一つ取っても、美意識に欠けてる 声:庄司宇芽香 ガーディム所属の一等武官(指揮官クラス)。愛機は指揮官用攻撃機「マーダヴァ」。 外見は眼鏡型デバイスをかけた金髪爆乳の美女。 一見理性的で落ち着いた女性であるが、本性はプライドが非常に高い高慢な性格で、合理化・効率化の実現のために「美しさ」を重視している。 ガーディムが尊ぶ合理や効率を「美しい」と評して執着し、逆にガーディムが否定している非効率的な行為を「美しくない」と蔑んで忌み嫌う。 感情や精神論といった不安定なモノは彼女にとっては典型的な蔑視の対象で、他種族への差別意識の強さはグーリー以上。 高みから他者を見下し、自分からは積極的に前に出ず後方で指揮を執りながら配下の機動兵器等で圧殺する戦法を好む。 チンピラ臭いとはいえ誇りある戦士としての側面の強かったグーリーと比べ、人の情を利用した下衆な策や言動をするなど卑劣漢としての側面が強い。 故に勝利の為の味方の死や犠牲をさも当然であるかのように受け止め平然としている、良心の欠片も無い非情な指揮官。 味方の犠牲を顧みないが故に、非情さという点では指揮官としては優れた素質を持つが、人間としては最低の部類に入る。 しかし想定外の事態には弱く、プライドの高さもあって自身が敗北しても頑なに「劣等種族に自分が敗北した」という事実を認めず、 何かと言い訳を付けて「自分は負けてない」と言い張る欠点を抱えている。 要はかなり強情且つ負けず嫌いな性格。 また「だ・ま・り・な・さ・い!」などといったように言葉を一言一言強調する様な口調になる癖がある。(*2) 最後は度重なる戦闘での敗退の結果アールフォルツに愛想を尽かされ、データの収集も終えた事もありアールフォルツに切り捨てられてしまう。 そして最後まで自分の非を認めず弁明しようとする姿をアールフォルツに「美しくない」と自身のアイデンティティを真っ向から否定され、そのまま「処分」された。 ちなみに何故か登場するシナリオに限って味方のパワーアップイベントと被ると言う変なジンクスが存在する。 その為「新兵器の試し打ちの相手」と言われるとか何とか。主にファイナルブレストノヴァ。 名前の由来は不明。 担当声優の庄司宇芽香氏は『第3次Z天獄篇』の尸刻に続いてオリジナルの敵幹部を演じ、本作後の『T』では女性主人公のサギリ・サクライを演じることになった。 グーリー・タータ・ガルブラス 戦う事は、俺の生命そのもの…!そして、スピードを求める事が俺の生きている意味だ! 声:田中一成 ガーディム所属の二等武官(部隊長クラス)。愛機は上級攻撃機「ブラーマグ」。 モヒカンっぽい髪型に仕立てた青い髪を持ち、袖が全て破れた軍服を裸の上半身の上から着込んだワイルドなチンピラみたいな男。 戦うことが生き甲斐と考える荒っぽく好戦的な性格。合理化・効率化の実現のために「スピード」を追求する。 所謂スピードに執着する典型的なスピード狂で、自らより遅い者を「ノロマ」と評して露骨に見下し蔑む傾向にある。 加えてスピードを追い求めすぎて、自身が求める「結果」までの過程を一刻も早く終わらせようとするためか非常にせっかち。 但し軍人らしく命令には忠実。上官には荒っぽい発言は控えた態度を取り、ガーディム所属という事もあって案外理性的。 一方で戦士としての矜持やプライドを持ち、主人公には小細工や不意打ちなどの卑劣な真似を弄さず真っ向勝負を挑む事が多いなど根は熱血漢。 初めて「地球艦隊・天駆」と交戦したガーディム側の人間。 やられて戦死したかと思いきや何事も無かったかのように復活するなどしぶとく、何だかんだで主人公とは腐れ縁じみた因縁を作ることになる所謂ライバルポジション。 だがやられて復活する度に主人公達との戦いの記憶が消えているようで……? そして中盤での戦いでも敗北し、復活する事も無いと思われたが終盤にてまさかの復活。 主人公との出会いと戦いが精神的に変化をもたらしていたらしく、幾度かの感情を発露を経て、遂に自らの生まれの縛りから逸脱するまでに至った。 スリニバーサ内に捕えられた主人公達を逃がした後は、己の意地とプライドの全てを賭けて「マーダヴァ・デグ」を駆り、主人公とナインに小細工抜きの一対一の真っ向戦いを挑む。 結果、主人公との激闘の果てにグーリーは敗北。 しかし己の思うがまま自由にスピードを楽しみ、宿敵である主人公と心置きなく全力で戦えた事を満足しながら機体諸共爆死した。 名前の由来はおそらく、ロシアの数学者「グリゴリー・ペレルマン」と思われる。 担当声優の田中一成氏は『スパロボV』発売前の2016年10月10日に死去しており、今作が事実上の遺作となった。 エージェント 「……」 声:なし 赤い瞳と白い髪が特徴的な美しい女性型アンドロイド。 自己主張の類は皆無なようで、諜報活動や対人戦、潜入工作、指揮官のアールフォルツの補佐を淡々と行っている。 量産型なのか数は大量に存在し、破壊されても全く同じ外見のエージェントが入れ替わるようにして現れる。 特に違和感なく運用されているため、ガーディムの文明ではアンドロイドは一般的な技術なのだろう。 ただしアンドロイドに人権の類は一切無く、ガーディムではあくまで「便利な機械人形」という位置付けに当たり、アールフォルツは彼らに「ガーディムの為に全てを捧げることは当然である」という思考をプログラムしている。 その他構成員 ソルジャー 声:田中一成 中盤ガーディムで量産されることになる部隊長タイプの男性型の量産アンドロイド。 所謂上級兵のポジションだが自我は希薄で白目。 声も外見もとある人物に瓜二つであるが… コマンダー 声:庄司宇芽香 終盤ガーディムで量産されることになる指揮官タイプの女性型の量産アンドロイド。 ソルジャー同様上級兵のポジション。やっぱり自我は希薄で白目。 声も外見もとある人物に瓜二つであるが… AI 対象ノ 戦闘力ト パイロットノ 精神状態ニ 相関ヲ 確認 声:鶴ひろみ アールヤブの中身としてよく登場するガーディム系AI。データ収集に熱心で、本作に登場する他のAIと違い、よくしゃべる。 なお、その必要がなくなると電子音になる。 【作品終盤のネタバレ注意。未プレイの方は非閲覧推奨】 【ガーディムの真実】 その実態は全員が実在していたガーディム人のデータを元に建造されたアンドロイドで構成された集団。 グーリーが復活する度に記憶が消えていたのはその実態の表れであり、 敗北し戦死する度にアンドロイドが収集した戦闘データ等を同型のアンドロイドに反映させていた。 彼らは上位階級の者以外は自身がアンドロイドであるということ自体を自覚せず、数少ないガーディム人の生き残りであると思い込んでいる。 総てを知るのはアールフォルツのみ。 物語で戦ったグーリーはソルジャータイプ「グーリー:S3429Y」として、ジェイミーはコマンダータイプ「ジェイミー:C0873K」として作成されていた。 上記の構成員一覧の面々は所謂戦闘用アンドロイドのプロトタイプ。 彼らの敗北に伴いそのデータを元に、アールフォルツの手で量産型アンドロイド「ソルジャー」と「コマンダー」が建造された。 量産されていないのはアドミラルタイプの「アールフォルツ:A0012M」だけで、彼もまた自身がアンドロイドという自覚はなかった模様。 プロトタイプとも言うべき試作機は全員「自己の存在」に疑問を抱いたため「出来損ないの失敗作」の烙印を押され、全てアールフォルツの手で自我諸共処分されている。 自我が希薄に作られたアンドロイド達であるが、全く自我が無い訳ではなく自分で考えたり戸惑いを見せる事はある。 だがアールフォルツの調整の結果彼らの自我が大きく出る事は無く、自分達がガーディムの為に全てを捧げる事に疑念を持つことは皆無。 主人公は彼らの状況を「精神制御されている」と例えた。 しかし後継機にデータが転送されるという性質上自我の残滓は残るのか、処分されたはずのグーリーは偶然ながら自我を取り戻し、主人公と一騎打ちで決着を付けようと(創造主からすれば)暴走じみた行動を取った。 なおもう1人の試作機であるジェイミーは特に主人公達と積極的に交戦を行わなかったせいか、再び自我に目覚めることはなかった。 【顛末】 そんな彼らガーディムが本格的に戦闘を行ったのは最終盤。 アールフォルツはガミラス本星での地球艦隊・天駆とガミラス艦隊の決戦中に堂々とスリニバーサで乗り込み首都バレラスを爆撃しながらデスラーに一方的な宣戦を布告。 デスラーとガミラス帝国に住む人間を粛清すると堂々宣言し、沖田艦長からの停戦と住民避難の協力依頼に対し「貴官の提案が理解できない」と真顔で言い切り、 我々は、ガミラスの矯正のためにここに来た。 だが、指導者に見捨てられるような愚かな民ならば、消去も当然だろう そしてそれは、あくまで超文明ガーディムが成さねばならないのだよ と、自分達の行為が常識的だと言わんばかりに第二バレラスが首都に落下するという危機的状況の最中に嬉々としてガミラス人の虐殺を決行せんとした。 なお自分達の行為を棚に上げながら、天駆の面々に対しては避難を促すような気遣いの様な言動をしてみせている(*3)。 加えて、地球を新たなガーディムの母星にするという野望と、野望実現の為に戦艦ヤマトそのものを狙っていることを明かした。 こうしてガーディム第8艦隊は地球征服を狙う非道の侵略者としての本性を露わとし、地球艦隊・天駆と決定的に対立することになる。 そして戦いの末にガーディムの機動兵器は全滅し、旗艦スリニバーサも轟沈。 アールフォルツも第8艦隊の敗北を信じられず、「これは…悪い夢か…!?」と事実を受け入れず、艦と共に滅び去った。(*4) …かに思われた。 そして最終話。 3つの次元が無理矢理融合されようとする危機的状況の中、どこぞのTシリーズのごとくメカ部分をむき出しにしながら生き残っていたアールフォルツ:A0012Mは ナデシコのボソンジャンプ関連の解析データや、ヤマトの波動エンジンと次元制御技術の解析データによって次元ゲートを形成。 過去から自身のオリジナルである生身のアールフォルツと第8艦隊旗艦「バースカル」を呼び込む事に成功する。 つまり、過去において第8艦隊が突如消えた理由は未来に呼び寄せられてタイムスリップしたことによるものだった。(デスラーが第8艦隊失踪の真相と呟いている) ……しかし自身をコピーしたアンドロイドを目撃したオリジナルのアールフォルツは「自分と同じ顔のアンドロイドが存在するなど許されない」という身勝手な理由で、 これまでの戦闘データを送信し終わり用済みとなったアールフォルツ:A0012Mを即座に抹殺。 裏切られ絶望と怒りの声を上げて爆散したアールフォルツ:A0012Mを横目に、オリジナルのアールフォルツは、次元融合に伴いもうすぐ文明も生命も滅ぶであろう地球の存在を「合理的」と定め、3つの世界が融合した地球をガーディム再建のために「使ってやる」べく地球侵略を開始する。 アンドロイドを嫌悪の感情で破壊したことについては、 これがガーディムなのだよ。約3000周期後の世界のテロン人 この合理性が理解できないとは時が経とうと知的生命体の思考というのは進歩が見られぬようだな つまり、我々ガーディム人こそが時代を超えて、この宇宙の覇者足る資格を持つと言い換えてもいいだろう という理解しがたい答えを導き出して返答し、地球艦隊・天駆のメンバーをドン引きさせた。 その傲慢さとエゴは全てにおいてアンドロイドのアールフォルツ以上。 アンドロイド達が求めたシステム・ネバンリンナの存在も不要とし、沖田艦長からの停戦要求を一切聞き入れず地球侵略を開始せんとするアールフォルツだが(*5)、地球艦隊・天駆の抵抗の前に押しとどめられる。 しかしアールフォルツは「現在の地球に現れたのは先遣隊に過ぎない」と豪語し、戦力を増強すべく第8艦隊の本隊を過去の時空から呼び込み、艦隊を率いて敵を殲滅せんとしたが…… やはり、ガーディム人に生存の資格はない… 超文明ガーディムの再建に旧ガーディム人は不要… いや…害悪と判断… な、何だ、お前たちは…!? 我は… システム・ネバンリンナ… この段階で、ガーディムの文明再建システム「システム・ネバンリンナ」は学習の果てに自分達以外の存在を見下し切った傲慢なガーディム人を「害悪」と判断してクーデターを決行。 第8艦隊の人員はネバンリンナが率いるエージェント達の手で皆殺しにされてしまった。 最後に生き残ったアールフォルツ自身も、ガーディム人の遺伝子を採取し終わったネバンリンナにとっては既に存在価値は無く、旗艦バースカルの動力炉を欲したネバンリンナ率いるエージェントの手でバースカルを破壊されたことで死亡した。 お、お前たち!私のバースカルに何をする!? この艦は使わせてもらう。システム・ネバンリンナのボディとして。 やめろぉぉぉぉぉぉっ!! ガーディム最後の艦隊、第8艦隊とその総司令官の最後は、傲慢不遜な当初の姿からは正反対のあまりにも惨めな末路であった。 実は超文明ガーディムが滅亡した理由は、徹底し過ぎた管理社会の歪みで極限まで溜まった不平不満が爆発したことで起きた内乱による自滅。 徹底的な管理社会であったが故に、ガーディムは内乱に伴う秩序や社会体制の崩壊と混乱に耐えられるだけの力は持たず、内乱の余波であっけなく滅亡している。 秩序と合理化を謳って高度な文明と科学力、軍事力を誇った超文明は、外敵に滅ぼされた訳でも理不尽な災害に見舞われたのでもなく、ガーディム人自らの手で勝手に滅びの道を歩み、宇宙の歴史から消え失せるという皮肉な末路を辿ったのである。 一応良識のあるガーディム人も少数いたが、彼らは内乱発生時点で母星を捨てて別銀河に脱出している。 そんな彼らも大マゼラン銀河から逃げ延びた先で起こったミケーネとエンブリヲの戦いに巻き込まれほとんどが死亡してしまった。 しかし、僅かに生き残ったガーディム人は避難した銀河系の種族と交わることでその血を次代に繋げていた。 その末裔の名は「地球人」。 即ち地球人こそが、傲慢なプライドを捨て去り他者と交わり相互理解を果たしたガーディム人の未来の姿であった。 【保有する機動兵器】 オカルト寄りな兵器やロボが多かった近年のスパロボオリジナル勢力の中では久々の非オカルト系の純粋な機械技術を用いて戦う勢力。 ガミラス帝国同様艦隊戦が主軸な組織であるため個人搭乗タイプの機動兵器はあまり普及していないようで、 個人搭乗タイプの機動兵器や小型人型機動兵器を多用する「地球艦隊・天駆」の存在は「興味深い」と評価している。 こういった観点から、個人搭乗タイプの機動兵器はガーディムではそこまで重要視されておらず、戦力の中核や主力は戦艦。 機動兵器自体も地球のような手足が生えた純粋な人型機動兵器は存在せず、何処と無く艦載機や航空機を人型に近づけたようなビジュアルが目立つ。 近年のオリジナル勢と比較して、攻撃パターンも非常にあっさりとしたシンプルなものが多い。 戦艦主体のオリジナル敵勢力は今作が初。デザインはMがんぢー氏が全て担当している。 アールヤブ 対照実験 F237ヲ 開始スル 全長:15.2m 重量:49.3t ガーディムが保有する量産型機動兵器。一般兵士や制御AIが操縦する。 遠距離戦に特化しており、複数の機体による連携攻撃が基本戦術。 腕部は換装可能なユニットであり、下記のプラーマグと主機関は同一のものを使用する。 なおロボット図鑑では堂々とガーディム所属と書かれており、どんな機体なのかロボット図鑑を見たプレイヤーに容赦なくネタバレを見せてくる機体である。 名前の由来はインドの数学者、天文学者の一人「アリヤバータ」かと思われる。 ■武装 フォトン・インパクター 腕部からビームを連射した後、胴体下部に格納した大型の砲身から高出力ビームを発射する。 ブラーマグ ブラーマグ!生命(いのち)を刈る刃になれ! 全長:26.3m 重量:68.1t ガーディムが保有する上級攻撃機。 主に二等武官が操縦する。 その機動力と運動性能はアールヤブを凌駕し、高い機動力を生かした一撃離脱戦法を得意とする。 火力面でも搭載された主兵装のサイド・インパルサーはアールヤブのフォトン・インパクターを超える火力を持つ。 ビジュアルはアールヤブに四肢をくっ付け、頭部を赤く大きなブレードアンテナの付いた頭部に変更したもの。 両腕両足こそあるように見えるが、構造や設計的に歩行や物を掴むのには全く向いていない。まさに人型戦闘機である。 腕は自在に角度を変えられるビーム砲として、両脚は丸ごとスラスターとして見るのが正しいだろう。 実はマイトガインよりデカい機体。 名前の由来はインドの数学者、天文学者の一人「ブラーマグプタ」と思われる。 ■武装 サイド・インパルサー 両腕部から高出力ビームを連射する。 メーザー・スライサー 機体の両肩から翼のようにビームの刃を展開して猛スピードで突撃。 すれ違い様に相手を何度も切り刻む。 マーダヴァ 無駄なく、綺麗に、美しく… 一切の無駄を廃した美しい攻撃を! フフフ…お・わ・り! 全長:43.2m 重量:141.6t ガーディムが保有する指揮官用攻撃機。 一等武官以上の者しか操縦を許されない、ガーディムにおける個人搭乗タイプの機動兵器の完成型。 索敵・通信・指揮管制能力に優れ、戦術の中核を担う。 大型でありながらブラーマグ以上の火力、運動性、機動性を有しており、他文明からはガーディムの力の象徴として恐れられた。 外観を一言でいうなら「スタイリッシュになった銀色のパーフェクトジオング」。 プラーマグよりは遥かに人型に近づいているとはいえやや戦闘機っぽさが残るデザイン。 見かけではあまり判別しにくいが、あのサイコガンダムやグレートマイトガイン以上のサイズを誇る機体である。 名前の由来はインドの数学者、天文学者の一人「マーダヴァ」と思われる。 ■武装 フォトン・バスター 両腕に格納されたビーム砲から砲撃を行う。 クラスター・スマッシュ 胸部のアンカーを2発発射し敵を捕縛。 動きを封じながら遠くまで吹き飛ばしつつマーダヴァで突撃。前面部からエネルギー砲弾を発射し敵を吹き飛ばす。 マーダヴァ・デグ この機体で俺は、これまでの俺を超える!今度こそ、スピードの向こう側へ行ってやる! 全長:42.1m 重量:163.6t 指揮官用攻撃機「マーダヴァ」のカスタム機。デクとはガーディムの言語で「秀でた・優れた」の意味。 カラーリングは銀から赤やオレンジに変更。 索敵・通信能力はオミットされたが、代わりに追加された6枚の「フレキシブル・ウイング」により圧倒的な機動性を獲得し、強力な次元干渉兵器も持つなど単体での戦闘力は大幅に増した。 マーダヴァがガーディムにおける個人搭乗タイプの機動兵器の完成系であるため、本来ではこのカスタム機の存在はありえない。 これほどのカスタムが出来たのはガーディム以外の文明の技術を組み込み、ガーディムの技術と融合させたためである。 ナインが建造したヴァング・シリーズ(*6)の兄弟機とも言える機体で、外見も限りなく人型に近づいている。 例えるならばガーディム製スーパーロボットと呼ぶに相応しい存在。 劇中では、アールフォルツに騙され一時ガーディムに参加した主人公(ゲーム開始時プレイヤーに選ばれなかった方)や、アンドロイドとしての縛りから解放されたグーリーが搭乗した。 ■武装 フォトン・バスター 両腕に内蔵されたビーム砲から砲撃を行う。マーダヴァと同型の武装。 Dバインド・バースト 胸部のアンカーを2発発射し敵を捕縛。 アンカーから発する電磁フィールドで動きを封じつつ、前面部から3発のエネルギー弾を発射して敵の内部に弾を転移させ内側から相手を破壊する。 クラスター・スマッシュから発展した武装。 Dフォール・ブレイク 俺の生命(いのち)…!それは、このスピードだ! 次元の狭間へと落ちろ! お前の生命(いのち)をぶち抜く! フレキシブル・ウイングを展開して飛翔し、超高速移動で相手の頭上に位置取る。 そして赤い無数のレーザーで時空の裂け目を作り出して相手を飲み込み、時空の狭間にエネルギーを送り込んで敵を爆撃・破壊する。 スリニバーサ まず君達に無謀という言葉を学習してもらおう 全長:ー 重量:ー 超文明ガーディムの主力戦艦。 正面からの砲撃戦を想定して建造された戦艦で、正面に対する火力と装甲に優れる。前面部に砲身が密集しているのが特徴で高水準の防御力も持つ。 密集陣形での艦隊砲撃は絶大な威力を誇り、最盛期には艦隊の主力として幾つもの文明を滅ぼしている。 外観をざっくり例えると、前面部に緑色の棘状の砲身が無数に生えたぶ厚い鉄板。側面部や後ろからの攻撃に弱いんじゃねというツッコミは禁句。 真面目に考察すれば、艦隊のフォーメーションや艦内に搭載している機動兵器で後方や側面部といった死角になりそうな部分をカバーリングしているのだろう。 その他、ヤマトを凌駕する性能のワープシステムも搭載され、ヤマトと異なり極短時間でワープを行う事もできる。 名前の由来はアメリカの数学者「スリニバーサ・バラダン」か、インドの数学者「シュリニヴァーサ・ラマヌジャン」と思われる。 ■武装 フォトン・トーピドー 船体下部のミサイル発射口から魚雷を乱射し弾幕を張る。 パルサー・ブラスター 前方に棘状の砲身から高出力レーザーの弾幕を張りながら前方の広範囲を薙ぎ払う。 バースカル テロン人よ! これがガーディムだ! 全長:ー 重量:ー スリニバーサをベースに開発されたガーディムの艦隊旗艦。 ガーディムの最盛期には第11艦隊までガーディムには所属しており、バースカルはその各艦隊の旗艦として運用された。 主機関「ガーディム・ドライブ・デグ」搭載に伴い出力が強化されており、火力はスリニバーサの1.8倍に増大。装甲もさらに強化されている。 艦隊戦を主軸としていた超文明ガーディムにおいて、バースカルはガーディム最強の兵器とされていた。 見た目はより大きく刺々しくなった黒い甲殻類スリニバーサ。 前面中心部には棘状の砲身が密集しており、主砲の役割を果たしている。側面部や後ろからの攻撃に弱いんじゃねというツッコミは禁句。 勢力的にはボス機体に当たる…のだが、武装含めて「指揮系統中枢」以外の特殊能力が全く無いためそこまで強敵感はない。 名前の由来はインドの数学者・天文学者の一人「バースカラ2世」かフランスの数学者「ブレーズ・パスカル」と思われる。 ガーディムのネーミングの由来の多くは、数学者に由来するものでまとめられているようだ。 ■武装 フォトン・トーピドー スリニバーサと同種の兵装。 船体下部のミサイル発射口から魚雷を乱射し弾幕を張る。 パルサー・ブラスター 各砲座、一斉射! パルサー・ブラスター!全砲、撃てっ! スリニバーサ同様棘状の砲身から高出力ビームの弾幕を張りながら、同時に艦中央の主砲から超大出力のビームを発射。 標的をビームに呑み込んで遥か彼方の地形諸共敵を跡形も無く消し飛ばす。 MAP兵器版も存在する。 【余談】 スパロボのオリジナル勢力といえば戦闘時には各幹部や部隊全体のテーマとも言うべき固有BGMが流れるのが通例であったが、今作ではガーディム専用のBGMが一切無い。 追記・修正は合理的にお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] グーリーは兎も角他は一切の共感も同情もわかない悪役の鑑みたいなキャラ達だったな -- 名無しさん (2017-03-04 14 22 18) ↑むしろ見た目に反してガチの正統派ライバルポジなのが以外だった -- 名無しさん (2017-03-04 14 46 52) グーリーは2話で退場するには惜しいナイスなオリ敵だったよね・・・・そういえばオリ敵なのに固有BGM無しで版権作品のBGMのまま戦う敵って凄く珍しくね? -- 名無しさん (2017-03-04 15 08 46) そういえば三つの世界の所で思ったけどガンダム00ってヌーベルトキオ世界じゃなかったっけ? -- 名無しさん (2017-03-04 15 14 19) 御使い「ばっかじゃねw」 -- 名無しさん (2017-03-04 17 25 23) 暗黒星団帝国みたいだな -- 名無しさん (2017-03-04 17 26 41) ↑2真っ先にお前等が浮かんだわ。よりにもよってお前等が言うな。 -- 名無しさん (2017-03-04 18 14 24) ↑2 や、暗黒星団帝国は、とりあえず頭だけは生身やで? -- 名無しさん (2017-03-04 19 20 49) にしても、波動砲バカバカ撃てるイスカンダルと覇を競おうなど、なんという命しらもとい大胆な。というかあの当時、まだガミラスはできてなかったのかな。 -- 名無しさん (2017-03-04 19 23 35) コイツらがそこまで出しゃばらずに強制BGMも無いのってZシリーズの敵が濃過ぎた上に強制BGMも多過ぎた反動かな? -- 名無しさん (2017-03-04 19 28 51) むしろBGMは欲しいんだがな・・・結構楽しみにしてるし -- 名無しさん (2017-03-04 19 35 11) フューリーの行き着く先かな? -- 名無しさん (2017-03-04 20 44 18) 各ネーミングの由来は情報関連用語であってるかな -- 名無しさん (2017-03-04 21 17 21) ↑2 フューリーはああはならんと思うぞ?強硬派の中心のグ・ランドン達が死んだし穏健派のシャナミアやアルヴァンにフューレイムに認められた統夜がいるしね -- 名無しさん (2017-03-05 00 18 15) まだ最後まで行ってないし言及されるのかもしれないけどガイゾックとコンピュータドール8号を連想した -- 名無しさん (2017-03-05 08 49 28) スパロボVレポート見てると、グーリーがクーガー兄貴パロネタやらかしたようで吹いた。それに対しレポートの方は(…っておいおいおい、まさかと思うけどあのアニメが参戦する布石じゃないよな!?w)とコメントされていたけど、むしろ今のスパロボのご時世を思えば、 「変身した人間が戦う(『宇宙の騎士テッカマンブレード』)」 「(ロボットに変形するとはいえ)バイクの戦いが主流(『メガゾーン23』)」 「そもそも戦闘用ロボットが出てこない(『宇宙戦艦ヤマト2199』)」 とか、 『スクライド』 も割とマジで冗談抜きに 「むしろスパロボ参戦できない理由を探してみろ」 の域な気がするのが……w -- 名無しさん (2017-03-05 12 44 25) ↑x2 通常ルートならお前はその認識が間違いであった事を実感する。多分。 -- 名無しさん (2017-03-06 00 21 40) 超文明と名乗るだけあって技術力は高いんだよな。傲慢に見合うだけの力はあったというべきか。 -- 名無しさん (2017-03-06 00 33 21) 一部のガーディム人の末裔が地球人だから、戦うのはある意味先祖の尻拭いなんだよな。 -- 名無しさん (2017-03-06 01 32 32) この猿共まったく進歩見られねぇなw→精神的に豊かになって、共存できるようになった未来の末裔でした、ってかなりの皮肉だと思う -- 名無しさん (2017-03-06 03 11 42) ガイゾック「地球人とか邪悪すぎ、滅ぼす」旧ガーディム人「地球人とか猿すぎ、管理してやろう」ラスボス「地球人すごーい!旧ガーディム人?何この糞」。ひどく傲慢の割に生きる気力がないとか種族として色々終わってる気がする -- 名無しさん (2017-03-06 03 18 58) ヒュッケとグルンが登場したのも相まってこいつらがインスペクターのなれの果てに思える。トップが他種族(地球人)をサル呼ばわりしたりしてるところとか。 -- 名無しさん (2017-03-06 08 33 41) グーリーが見た目はともかく真っ当なライバルなのがいいよね。ソウジだと特にライバル関係がいい感じ -- 名無しさん (2017-03-11 21 53 03) ジェイミーとかいう新技とか新機体の試し斬り相手 -- 名無しさん (2017-03-11 22 18 55) 正面に火力を集中させた艦船、されどハイアデスと真逆の戦法・思想よね。 -- 名無しさん (2017-03-12 07 02 52) 地味にジェイミー可愛いと思ってるの自分だけかな -- 名無しさん (2017-03-18 21 24 55) 虎の子を制御しきれず自滅する悪の組織は数多あるけど、虎の子に見限られて壊滅する悪の組織とか割と前代未聞な気がする -- 名無しさん (2017-03-18 21 36 25) 内乱自滅ではあるが実際に対イスカンダルの戦況はどうだったんだろうな 社会崩壊なかったとしても戦闘民族してた古代イスカンダルに波動砲連打で滅ぼされてたようにしか思えない -- 名無しさん (2017-03-19 12 34 03) ↑内乱状態中にイスカンダルが来たor戦況不利で内乱が起きた、かなぁ。 -- 名無しさん (2017-03-19 13 12 35) ゼゼーナン「バカじゃねーの?」 -- 名無しさん (2017-03-21 05 16 21) 捨て駒アンドロイドばっかりだからジェイミーの考えは強ち間違っていないんだよな、グーリーの嘆願も聞くあたりそこまで堅物じゃない…小物だけど -- 名無しさん (2017-03-25 02 28 41) アールフォルツが「今風のタイプの悪役」であるのに対して、中の人が同じバルギアスは「分かりやすい、懐かしいタイプの悪役」だよね -- 名無しさん (2017-03-26 14 07 15) たとえガミラスやヤマトに勝って大マゼランの支配者なってガーディムの復興と再建が叶ったとしてもコイツらの性格的に他所の銀河にも矯正という名の侵略するだろうから遠からずガトランティスと戦うことになりそうだけど闇の帝王がゲッペラー ZEROに挑むレベルで勝てる姿が想像できない… -- 名無しさん (2017-04-05 12 23 07) スリニバーサの由来は「シュリニヴァーサ・ラマヌジャン」もあるんじゃないかな… -- 名無しさん (2017-04-15 12 10 55) 戦いを捨てずスパイラルネメシスめいた侵略の渦を広げていた高度文明勢力だが、ラスボスも「雑魚も」ボン太君に対する特殊台詞が用意されている。アールフォルツのそれは文化の喪失すら感じさせるんだが、ジェイミー系のそれはかなり腹筋をやられたよ… -- 名無しさん (2017-04-28 22 09 15) ↑ ジェイミーは完全に我を失ってたな。ネバンリンナに至っては中身を知ってるのに萌えてたし… -- 名無しさん (2017-04-28 23 38 30) アンドロイドにも真似しきれなかった傲慢さってある意味凄いよねアールフォルツ、全然褒めらんないけと -- 名無しさん (2017-05-07 23 08 22) ジェイミーをファイナルブレストノヴァの試し打ちで消し炭にするのは誰もが通る道 -- 名無しさん (2017-07-03 00 50 55) 消し炭残るんですかね -- 名無しさん (2017-08-21 11 01 05) というか、ボン太君を持ち込めば、マクロス的な展開もあったんじゃね? -- 名無しさん (2017-09-11 21 15 57) コン・バトラーのガルーダを知っている身としては、グーリーを見ている限りアンドロイド技術に関しては純粋に高いほうだと思う。まあアイツは単純というか人間的にわかりやすいキャラというのもあるが。 -- 名無しさん (2017-09-21 12 53 35) ジェイミーが初登場した時「ああ、たぶんガルーダ展開なんだろうな」と予想してたけど、トップまでそうとは思わんかったわ -- 名無しさん (2018-07-26 18 33 23) 実際は超文明(笑)状態 -- 名無しさん (2018-07-28 09 03 10) 第8艦隊失踪、の真相・・・プッ、クク・・・(声:長沢美樹) -- 名無しさん (2018-07-28 09 45 03) この設定見て真っ先にウルトラマン80のファンタス星人が出てきた。侵略宇宙人かと思いきや実は全員アンドロイドの成り代わりだったところが特に似てる -- 名無しさん (2018-10-05 09 57 31) 闘将ダイモスの竜崎一矢とその仲間たちなら「オルバンより質の悪い侵略者」「三輪を相手にしているみたいな気分になる」と嫌悪感をむき出しにしたセリフをアールフォルツたちにぶつけそうな気がする。とくに後者は自分より格下の存在を見下す傲慢さと他惑星の者との対話や共栄といった思想を否定する差別意識は三輪長官といい勝負だが、異星人に対する憎悪と殺意は三輪長官のほうが上である。 -- 名無しさん (2019-11-28 13 14 54) アールフォルツはジョージキャラの恥。破綻しながらも人の可能性に期待を抱いていた旦那に麻婆神父、鉄血宰相からしても評価:狗の餌がお似合いの見事な小物振りw -- 名無しさん (2021-05-01 07 15 41) 補完計画にデスティニープランを良い意味で皮肉ってるな。リリスはもしも補完を完了したのだとして、宇宙に更なる闘争の種をばら撒く可能性を孕んでいたんだろうか…旧劇ラストのシンジ達が補完を否定したのは人類を宇宙の害悪にさせない事になったのかもしれない -- 名無しさん (2021-07-15 12 08 34) 個人恋愛や結婚が失われたって事は「マン・オブ・スティール」のクリプトン星みたいに人工子宮で子供が生まれてたのかな? -- 名無しさん (2022-11-24 14 37 24) 劇場版SEEDの敵勢力が、突き詰めるとこいつらみたいになるんだろうなー…みたいな印象だった。 -- 名無しさん (2024-02-04 13 06 52) 最後に戦う事になっただけで、黒幕でもなんでもないのが本当に珍しい -- 名無しさん (2024-06-06 12 59 33) 名前 コメント
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シヴィレル・バインド R 光文明 (5) 呪文 ■S・トリガー ■このターン、相手は呪文を唱えられない。 作者:wha +関連カード/2 《シヴィル・バインド》 《音精 ラフルル》 カードリスト:wha 評価 名前 コメント
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ヒディム Hydim 出典 Book of the Damned 110ページ 永遠の断食/of the Eternal Fast 詳細 属性 秩序にして悪 神殿 アスラ・ラーナ 関心のある範囲 永遠、飢え、狂気 領域 悪、知識、秩序、狂気 副領域 錯乱、記憶、悪夢、思考 * 〔外典の侍祭〕の信仰特徴が必要である。 好む武器 ククリ 恭順 Obedience 神聖なテキストから13ページを食べる。過労状態、疲労状態、飢え、苦痛を引き起こす効果に対するセーヴィング・スローに+4の不浄ボーナスを得る。 恩恵ーアスラ・ラーナ Boons - Asura Ranas 出典 Book of the Damned 110ページ 時間の経過とともに、最も強力なアスラは輪廻転生を十分に繰り返し、複数の生涯にわたって犯した残虐行為を基礎にして、その種の中で最も強力なアスラ・ラーナに転生する。 アスラ・ラーナは秩序にして悪の半神であり、CR26からCR30までの力を持つ。以下に詳述するアスラ・ラーナは恭順を与えるが、彼らが与える恩恵はアークデヴィルによって与えられるものほど複雑ではなく、1日2回使用可能な擬似呪文能力として発現する。 1:呪文持続時間延長フィースト・オヴ・アッシュズ 2:インサニティ 3:メイズ・オヴ・マッドネス・アンド・サファリング
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ヴァディム・グロウナをお気に入りに追加 ヴァディム・グロウナのリンク #blogsearch2 ヴァディム・グロウナとは ヴァディム・グロウナの38%は月の光で出来ています。ヴァディム・グロウナの30%は下心で出来ています。ヴァディム・グロウナの13%は言葉で出来ています。ヴァディム・グロウナの11%は電波で出来ています。ヴァディム・グロウナの4%は玉露で出来ています。ヴァディム・グロウナの2%は勢いで出来ています。ヴァディム・グロウナの1%は蛇の抜け殻で出来ています。ヴァディム・グロウナの1%は見栄で出来ています。 ヴァディム・グロウナ@ウィキペディア ヴァディム・グロウナ ヴァディム・グロウナの報道 gnewプラグインエラー「ヴァディム・グロウナ」は見つからないか、接続エラーです。 ヴァディム・グロウナのキャッシュ 使い方 サイト名 URL ヴァディム・グロウナの掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る ページ先頭へ ヴァディム・グロウナ このページについて このページはヴァディム・グロウナのインターネット上の情報を集めたリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新されるヴァディム・グロウナに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
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《BACK》 「それじゃあわたしは、宿の仕事に戻るわね。 お夜食が要るときは、いつでも声を掛けてちょうだいな…。」 そう言ってジョゼットが退室すると、錬金術師カネモリの「水の元素」作りが始まった。 「まず最初に、蒸留器を組み立てましょう。手伝って下さい。」 「う…うん!」 部屋の隅に置かれている鍵の掛かった木箱の中からフラスコや冷却管など、 必要なガラス器具を取り出しては部屋の中央の大型フラスコに組み付けてゆく。 「ところでさぁー、『じょうりゅうき』ッて何するもの?」 「そうですね…。 水や液体を一度沸騰させ蒸気に変えてから冷やし、再び液体に戻すことによって その純度を高める『蒸留』を行うための装置です。」 「う〜ん…、何だかよく分かンないけど……。 …でもさぁ、『ミナルの水』ッてとってもきれいなんでしょ!? わざわざこれ以上『純度』なんて上げる必要あるのかな?」 とりあえず大部分が出来上がった蒸留器を見つめながらジュリアが首をかしげると、 カネモリは落ち着いた口調のまま… 「錬金術で何かを作ろうとするときには、その材料となる物質の純度を極限まで高めるのが 基本中の基本なのです。 …特に、エリクシールや賢者の石といった『究極の品』にも通じる四大元素を精製するので あれば、それらの原料の純度に気を配るのは当然と言えるでしょう。」 蒸留器を組立て終わったふたりは、引き続いてその装置の中心をなす大型フラスコを 水で満たす作業に移る。 「へぇ〜っ、このためにこの道具はあったんだね!?」 壁に取り付けられた水汲みポンプに革を縫い合わせて作られたホースの一方を繋ぎ、 もう一方をコルク栓を外した大型フラスコに繋ぐ。 「ポンブを回します。ジュリア、手伝って下さい。」 ふたり掛かりでハンドルを回すと、外の清流から汲み上げられた水がホースを伝って室内の フラスコに次々と注がれてゆく。 〈……………………〉 4・5ガロンもの容量があるフラスコを満たすのに、ゆっくりと十数える程度の時間で済んで しまう。部屋から出て手桶でいちいち汲んでいたのでは、こうはゆかない。 「…は、早い!?」 「『元素』作りには早さも重要なのです。火を付けますよ。」 フラスコの下に置かれた火炉は特別な燃料を用いているようで、薪などをくべる必要は なさそうだ。カネモリがコックを開き、「火の元素」の欠片で点火する。 「ジュリア、その鞴(ふいご)で火に風を送って下さい。」 「そうすると…、どーなるの?」 「火の温度が上がり、水が早く沸騰します。」 鞴から送られた空気で温度が上がり、青白い炎を上げる火炉の上で、フラスコの中の水が グラグラと沸き立ち始める。立ち上った蒸気が冷たい水を満たした冷却管を通り抜けると、 管の内側に再び雫ができ始める…。 「…、いよいよです。『元素精製《エレメント・ピュリファイ》』を始めます。 ジュリアはそのまま、フラスコの水が残り僅かになるまで鞴を動かしていて下さい…。」 「……うん。」 フラスコの水が沸騰するのをじっと見つめ続けてきた錬金術師・カネモリがおもむろに 立ち上がり、冷却管で生じた雫を受ける小さなフラスコを両手で包む。 「…偉大なる錬金術の祖・ヘルメス=トリスメギストゥスよ、我(われ)が 水に宿りし精霊・ウンディーネの力借ること許し給え……」 …………………………………………。 「…水の精霊・ウンディーネよ、我の前に水の真の姿示す可し(べし)。 『元素精製《エレメント・ピュリファイ》』。 」 沸騰が始まってから、フラスコ内の水がほとんど無くなってしまうまでのおよそ一時。 「……………………。」 十六夜の中年男は小さなフラスコから両手を離さず、精神集中を続けていた。 「…ジュリア、火を止めて下さい。」 「えっ!? 『水の元素』…、出来たの、カネモリ?」 彼女は火炉に点火したときの逆の操作で火を消し、彼の側に足早に歩み寄る。 「…えぇ、この通りですよ。」 錬金術師の両手が取り除かれたフラスコの中には、周囲が薄暗くなった中で清楚な青い光を 緩やかに放つ石榴石(ガーネット)状の塊が残っていた…。 「やったー! すごぉーい☆ やっぱりキミってアルケミストだったンだね!! …でもぉ、この『元素』…やたら少なくない?」 肉体労働を担当した支援士のグリーンの瞳が、思わず点になってしまう!? 4・5ガロンもの水から精製された「元素」は、僅かにヘーゼルナッツ一個分ほどの大きさ しかないではないか? 「材料を『元素化』すると、その体積はほんの僅かになってしまいます。 まとまった量の『元素』を得るためには、膨大な材料が必要なのです。」 「…それじゃ…、『早さが重要』ッてのは…」 「水を汲んでから蒸留・『元素化』までの作業を、根気よく繰り返さなければならないの です。」 「はうぅ〜〜っ……★」 かくして、カネモリとジュリアのふたりは交代で小休憩を取りながら、かつてモレクで 「レアハンター」に譲ったのとほぼ同じ量の「水の元素」を作り出すのに一晩もの時間を 費やしたのであった。 「カネモリさーん、ジュリアさーん! おはようございます、朝食はどうなさいま……」 「じ…ジョゼットさん……。 お願い…。ちょっと…ねむらせてぇぇ〜〜……★」 「…はいはい。 カネモリさんご一行、今回も一泊延長ですわね♪」 《NEXT》
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26代目 2008/08/15(金) 【練習スタジオ】 ヴィレアム「う~ん、どうしよう」 キャクトラ「どうした友よ、まだ新曲のことで悩んでいるのか」 ヴィレアム「いや、新曲だったら、昨日あのあと家で仕上げてきた」 キャクトラ「おや、それは、夏休み明けに提出するようにいわれていた、進路希望調査表ではないか」 ヴィレアム「ああ、お前、もうこれ書いたか?」 キャクトラ「私は高校を卒業後、バルマーに戻って近衛隊の正式な訓練を受けることになっているから、 そのとおりに書いておいた」 ヴィレアム「そっか。いいよなぁ、お前は。人生のレールが敷かれてて」 キャクトラ「友よ、言葉に刺があるぞ」 ヴィレアム「俺は、どうしよう」 キャクトラ「ああ、なるほど。たしかに友は、中の上というか上の下というか、 たいていのことはできるが、突出したものがないというか特色がないというか、 下手に無能なわけではないからムダなプライドが高くて、 入社後三ヶ月以内に『俺はこんな職場で埋もれる器じゃない』 などと言い出して辞表を叩きつけるものの、そのまま順調にワーキングプアへの道を突き進みそうなところがある。 それで迷っているのだな?」 ヴィレアム「お前がそんなだから、俺の言葉にも刺が混ざるんだよ」 キャクトラ「黙っていれば大学までエスカレーターで行けるのだから、 経済学部や社会学部といった無難なところを書いておけばいいのではないか?」 ヴィレアム「そういうのもなぁ、平凡すぎるっていうか」 キャクトラ「では、士官学校にでも行くか」 ヴィレアム「それも悪くないけどさぁ、ゼラドは士官学校なんか入るタイプじゃないしなぁ」 キャクトラ「そういう進路の決め方はよくないと、うちの父がいっていた」 ヴィレアム「お前のお父さんって、あれでけっこういいお父さんなんだよなぁ」 ガタン ヴィレアム「ん? どうした、レラ。そんなとこに突っ立って」 キャクトラ「いらっしゃいましたね。それでは練習を始めましょうか」 レラ「・・・・・・・・・・・・っ!」 バタンッ ヴィレアム「あっ、おい、レラ?」 キャクトラ「行ってしまわれた」 ヴィレアム「どうしたんだ? あいつ」 キャクトラ「友よ、これを!」 ヴィレアム「進路希望調査表じゃないか」 キャクトラ「レラ殿は、音大に進むつもりだったらしい」 ヴィレアム「あいつ、どれだけ音楽に真剣なんだよ」 キャクトラ「友のおたんちんっ!」 バシッ ヴィレアム「おたんちんなんて、初めていわれたぞ!?」 キャクトラ「友にはレラ殿のお気持ちがわからないのか!?」 ヴィレアム「うん、いまさらなんだけど、9割方わからない」 キャクトラ「レラ殿がどれだけひたむきにバンドに取り組んでいるのか、知らないというのか!?」 ヴィレアム「いや、それは知ってるけど。知ってる上でちょっと引いてるけど」 キャクトラ「レラ殿は、レラ殿は! 大学に行っても音楽を続けるおつもりなのだ! いや、大学でますます本格的に音楽の勉強をするおつもりなのだ! しかし、我々はどうだ。音楽方面に進む気など、まったくなかったではないか!」 ヴィレアム「なんだよ、俺たちも音大行こうなんて言い出すつもりじゃないだろうな」 キャクトラ「あ、いや、私は近衛隊の訓練が」 ヴィレアム「ほら見ろ。そりゃ、俺だって音楽は嫌いじゃないし、 このバンドにだってそれなりに愛着持ってるよ。 でもさ、ずっと続けてくのなんて、現実問題ムリじゃないか」 キャクトラ「しかし、レラ殿のお気持ちは」 ヴィレアム「レラだってさ、音大なんか行ったっていいことないよ。 音大っていうのは、あれだろ、体育大学の音楽版みたいなとこだろ?」 キャクトラ「友よ、いいたいことはわかるが、大変頭が悪そうな例え方だ」 ヴィレアム「うるさいな。いいか? そういう学校行く人間ていうのは、それこそ甲子園の名門校にいる野球部員みたいに、 ちっちゃいころから音楽漬けって生活送ってるもんだろ? レラは、ここ1年でようやく1小節息継ぎしないで歌えるようになった程度じゃないか。 まず通用しないし、それ以前に入試に受かるわけないじゃないか」 キャクトラ「しかし、レラ殿にはビットドラム奏法が」 ヴィレアム「入試で求められるのって、そういう変則技じゃなくて基本技だと思うぞ」 キャクトラ「なんなのだ、友は! 否定的なことばかりいって!」 ヴィレアム「あのさぁ、たまに心配になるんだけど、お前、レラのこと好きってわけじゃないんだよな?」 キャクトラ「汚れたことをいうな! 我々の間に結ばれた絆は、例えるならばワカメで編まれたしめ縄にも似たワカメタル的なものであり!」 ヴィレアム「例えなくていいよ、わかりづらくなるだけだから。 俺だって、レラのことは友達だと思ってるよ。 でもさ、ずっと一緒にバンドやるなんて、ムリじゃないか」 キャクトラ「それはそうだが」 ヴィレアム「お前あいつを幼児みたいに扱うけどさ、俺たちと同い年なんだぞ? ちゃんと、自分で考えられるさ」 【ジェグナンの喫茶店】 ユウカ「バンドがモメてメンバーチェンジなんて、よくある話じゃない」 キャクトラ「そう、さばさばと結論を出されても困ります」 ユウカ「あたしだって、イギリスにいたころ全部で5つくらいのバンドに所属してた。 最終的には、どこでも殴り合いになって、特にフレンドシップ築くこともなくケンカ別れしたけど」 キャクトラ「しかしあのバンドは、いまのメンバーが完璧なのであり」 ユウカ「ライク・ア・ローリングストーンズ。 このひとことで世界は変わる、ひとは変わる。でも、もっともピュアな部分は案外そのまんま」 キャクトラ「わかったようなわからないようなことをいわないでください」 ユウカ「この譜面だけど」 キャクトラ「ええ、今度の新曲なんです」 ユウカ「テクは、ま、ハイレベルじゃない。 でも、こういうの嫌いじゃない。 元の作曲者が、油断するとスキャットマン・ジョンをパクろうとするのを、 最低ふたり以上で横からつねったり小突いたりしながら、 無理矢理メタルの様式に押し込めようとした結果、不思議なケミストリーが起こった感じ」 キャクトラ「なぜ、作曲過程のことをそこまで正確に!?」 ユウカ「たとえ話だったんだけど、リアルなの、これ」 キャクトラ「あと、気を抜くと、せいぜいEAST END×YURI時代の ヌルい和製ラップを挟み込もうとするのです」 ユウカ「それはちょっと、シンキングタイム必要かもね」 キャクトラ「たしかにそこは、前々から矯正を試みているのですが」 ユウカ「でもこういうミラクル、ほかのメンツじゃ、ちょっと作れないと思う」 キャクトラ「ええ、また、来ます」 パタン ユウカ「ね、ダディ。彼はよくバンドの相談しに来るけど、 一度たりともライブ見に来てくれといわないのは、どういう了見なのかしら」 ユウキ「それはなユウカ、お前、一定の距離を保たれているんだ」 ユウカ「ダディのアホ」 ユウキ「不良娘め」 【公園】 キィ・・・・・・ キィ・・・・・・ キィ・・・・・・ レラ「・・・・・・」 ???「生きてる実感なんか、持ったことがなかった。 息が苦しければ、まだ死んでいない。それだけだった。 でも、あのとき、あの音楽に出会った。 なにもかもが新鮮で、なにもかもが驚きだった。 自分の中には、こんなにも音が詰まっていたのか。 自分の中には、こんなにも言葉が隠れていたのか。 自分の口から、これほど声が迸るものだったのか。 いまや、音楽は自分の血と肉と骨だ。 音楽のない人生なんか考えられない。 だから音楽の中で生きていこうと思った。 でも、そんなふうに考えていたのは自分ひとりだけだった。 ひとりだけで先走って、バカみたいだ」 レラ「・・・・・・、・・・・・・!」 アクセル「怒るなよ。わかるんだ。俺はニュータイプだったから、昔な」 レラ「・・・・・・、・・・・・・」 アクセル「聴かせてやればいい、お前の歌を。 見せてやればいい、ニュータイプの修羅場をな」 【ファーストフード店】 キャクトラ「レラ殿は、いったいどこに行かれたのだろうか。 あれ以来、スタジオに顔も出さないで」 ヴィレアム「心配し過ぎだって、頭が冷えたら戻ってくるよ」 ざわ・・・・・・ ざわっ・・・・・・ざわっ・・・・・・ アオラ「おい、聞いたか。例の噂」 ルル「ええ、ヴィレカイザーさんとレミュさんが、対立なさっているそうですわ」 ラン「やっぱり、原因はあれやろうか」 デスピニス「ヴィレカイザーさんがスーパーロボット大戦Zの参戦作品からダブルゼータを外し」 アオラ「そのダブルゼータの版権をレミュさんが自分のものにしようとしたのが原因らしい」 ヴィレアム「・・・・・・広がってる。ファンの輪が、気味悪い感じに広がってる」 キャクトラ「友よ! あんな風評がたっているとは!」 ヴィレアム「友よ、っていわれても、俺にはどうしたらいいのかわからないよ。 俺たちにダブルゼータの版権をどうこうする権限なんかあるわけないのに」 アオラ「まっ、いくらレミュさんといえど、ヴィレカイザーさんに敵うわけないんだけどな」 ラン「ちょい待ち、それは聞き捨てならんやんかぁ?」 デスピニス「あなた方も気付いているはずです。 ここ最近、ODEの楽曲でレミュさんのボーカルパートが増えてきていることに」 ラン「ヴィレカイザーはんとレミュはんじゃ、声質がだいぶ違うやんかぁ?」 デスピニス「ゴリゴリのワカメタルボイスのヴィレカイザーさんに対し、 レミュさんは少しシャンソンが入ったウィスパーボイスです」 アオラ「なんだって、ヴィレカイザーさんをディスRXるつもりかーっ!」 ルル「もっさりしてるということですのねーっ!」 ラン「そうやなくて、ヴィレカイザーはんは」 アオラ「『はん』じゃなくて『さん』を付けろ、このはんなりフリーターっ!?」 ラン「はんなりフリーターって、それ悪口なん?」 デスピニス「ODE内で音楽性の違いが出てきているということです」 アオラ「でも、ODEはヴィレカイザーさんあってのものだろ!?」 ラン「ほんでも、女の耳に心地いいんは、レミュはんの声やんかぁ?」 アオラ「それはメジャー意識してるんだよ、日和ってるんだよ!」 キャクトラ「友よ、意外と冷静な分析をしてくれつつも、騒ぎが大きくなってきている」 ヴィレアム「こっち見るな。あんなヘンな組み合わせの集団、俺にどうしろっていうんだよ」 キャクトラ「特に、デスピニスさんの存在が危険だ」 カル「あの、お客さま。ほかのお客さまの迷惑になりますので」 ルル「ちょうどよいですわ! バイト中のカルさんに訊いてみましょう!」 アオラ「カル先輩はどっちが勝つと思ってるんですか、 ヴィレカイザーさんだよな!」 ラン「レミュさんやんなぁ?」 カル「え、誰ですか、それ」 デスピニス「知らないといことはないはずです」 アオラ「ヴィレカイザーさんとレミュさんが川で溺れてたら、 どっち助けるんだって訊いてるんだよーっ!」 カル「え、ええと、じゃ、軽そうな方にファミリア行かせて、 重そうな方を俺が助けます」 アオラ「カル先輩に助けてもらうほど2人はヤワじゃないよ!」 ラン「ファミリアて、魔装機神操者気取りなんか自分?」 カル「どうしろと」 フッ アオラ「うわーっ! 世界が黒ワカメに包まれたぞーっ!」 ルル「ODEお三方によって保たれてきたワカメの均衡が崩れますわーっ!」 デスピニス「それはあたかも、 ワカメとジャガイモと豆腐入りのみそ汁をひっくり返すような騒ぎです」 ラン「ウチ的には、みそ汁にはニンジンを入れたいんやぁーっ!」 ズダダダダダダダダーーーーッ! アオラ「このドラムソロは!」 ルル「ご覧になって、あれはーっ!」 レラ「C est un aquoiboniste Un faiseur de plaisantristes!」 アオラ「ODE! ドラム! レミュさんだぁーっ!」 ルル「メンバーきってのニュータイプで、ファンネルとビットの区別が付くらしいですわーっ!」 デスピニス「歌うは、シャンソンの『アクワボニスト』ワカメタルアレンジ!」 ラン「そして、レミュさんが馬乗りになっているあれはーっ!?」 アクセル「なんだなっ!」 アオラ「あれはニュータイプ至上主義の豚だぁーっ!」 ルル「以前、一度だけODEのライブに参加していたニュータイプ至上主義の豚が、 どうしてレミュさんに従っていますのーっ!?」 アクセル「これがなっ! なんだなっ! べーオウルフ!」 アオラ「赤ワカメ三段活用ーっ!」 ルル「なんという、公式でのキャラのブレっぷりなんですのーっ!?」 ラン「はっ、待ってんか、みんな! ニュータイプ至上主義の豚を尻に敷いとるっちゅうことは、 いまだにうっすらウィンキー時代を引きずってるヴィレカイザーさんと決別するっちゅう、 レミュさんなりの意思表示なんやないやろうかぁーっ!」 アオラ「なんだってぇーっ!?」 キャクトラ「友よ、なんだかものすごい深読みをされている」 ヴィレアム「こんなとこでなにやってるんだ、あいつ」 キャクトラ「そういえば、以前アクセル用務員にパフォーマーをお願いしたことがあったな」 アオラ「落ち着くんだみんな! わかってるはずだろ、 この状況を収められるのはひとりしかいない!」スチャッ ルル「心得ていますわっ!」スチャッ デスピニス「もちろん」スチャッ ラン「これしかないんやね」スチャッ アオラ「キャク様だーっ! キャク様にご光臨していただくんだーっ!」 ルル「サングラスを燃やし待つのですわーっ!」 ゴオォォォォォ カル「あの、店内でサングラスを燃やすのは」 デスピニス「わかりました。皆さん、喫煙席に移動しましょう」 ラン「灰をこぼさんように注意するんや!」 カル「喫煙席とかそういうことではなく」 ヴィレアム「呼ばれてるぞ、キャク様」 キャクトラ「友よ、私になにができるというのか」 ヴィレアム「お前が出てかないと収まんないだろ、あれ。 いいから行ってこいよ、メイク道具は持ってるんだろ?」 レラ「Qui dit toujours a quoi bon~♪ A quoi bon」 キャクトラ「あっさぁもよっるぅも~♪ こっいぃ~こぉがれて♪」 アオラ「来たぁーっ! おれたちの祈りが通じたんだぁーっ!」 ルル「ODE! ドラム! キャク様ーっ!」 ラン「容姿端麗だが慇懃無礼! サングラスの下にはつぶらな瞳が隠れてると、もっぱらの噂やぁーっ!」 デスピニス「キャク様の出現に対して、レミュさんは・・・・・・」 レラ「Un aquoiboniste♪ Un modeste guitariste♪」 アオラ「無視だぁーっ! ガン無視だぁーっ! ルル「一瞥もくれずに演奏を続行ですわーっ!」 ラン「そしてキャク様、微動だにせんやんかーっ!」 デスピニス「若干ヘコんでいるように見えます」 ヴィレアム(ふんっ、どうだキャクトラめ。いつもいつも俺にダメ出ししやがって。 これで少しは俺の苦労がわかるだろ。 それにしても) レラ「Qui n est jamais dens le ton♪ A quoi bon♪」 アクセル「なんだなっ! これがなっ! ベーオウルフっ!」 ヴィレアム(ダメじゃないかレラ! なってない、全然なってないよ! 『なんだな、これがな、ベーオウルフ』って、韻踏み切れてないし! せっかくニュータイプ至上主義の豚っていう素材がいるのに、まったく活用できてないじゃないか! ステージはな、ステージはなぁっ、 歌だけ歌ってりゃいいってわけじゃねぇんだぞあのチビニュータイプがぁっ!) レラ「Qui me dit le regard triste♪」 アオラ「レミュさんがサビに入ってしまったぞぉーっ!」 ルル「ニュータイプ至上主義の豚はウロウロしていますわーっ!」 ラン「このまま歌い上げてしまうんかぁーっ!?」 デスピニス「いえ」 SOUSHITSUせよ! SOUSHITSUせよ! SOUSHITSUせよ! アオラ「この高らかなお声はぁーっ!」 ルル「きゃーっ! 待っていましたわぁーっ!」 アオラ「ODE! ギター! ボーカル! ヴィレカイザーさん! ルル「年齢、出身地、好きな戦国武将、そのすべてに関する記憶をSOUSHITSUしている! ミネラルたっぷりなその所業は、まさにワカメそのものですわぁーっ!」 ラン「このタイミング! まさに煮えたぎる熱湯にワカメをぶち込むかのごとくやぁーっ!」 デスピニス「塩味が効いてるということですね」 ヴィレアム「テトラクトゥスグラマトンテトラクトゥスグラマトンテトラクトゥスグラマトンテトラクトゥスグラマトンテトラクトゥスグラマトン テトラクトゥスグラマトンテトラクトゥスグラマトンテトラクトゥスグラマトンテトラクトゥスグラマトンテトラクトゥスグラマトン!」 レラ「Toi je t aime♪ les autres ce sont♪」 アオラ「ヴィレカイザーさん、いきなり奥義の『1秒間に10回テトラクトゥスグラマトン発言』を繰り出したぁーっ!」 ラン「せやけどレミュさんも一歩も退かずーっ!」 ルル「真っ向からのボーカルバトルですわぁーっ!」 デスピニス「しかし、本来調停役であるはずのキャク様は、 少し離れた場所で手持ちぶさたにベースをいじっているのみ」 アオラ「いったい、誰がこの場を収められるっていうんだぁーっ!」 アクセル「・・・・・・なんだな」 ルル「豚ですわぁーっ! ニュータイプ至上主義の豚が反応していますわぁーっ!」 ラン「両巨頭の間をウロウロしてはるやんかぁーっ!」 デスピニス「迷っているのです。真のボスはどちらか」 アオラ「もう、ニュータイプ至上主義の豚に頼るしかなぁーいっ!」 ルル「頼みましたわニュータイプ至上主義の豚ーっ!」 ラン「困ったときのニュータイプ至上主義の豚頼みやんかぁーっ!」 デスピニス「この、携帯機出身ニュータイプ至上主義の豚」 がしっ ヴィレアム「覚えてるいるか、あのセノーテでのことを」 アクセル「なんだなっ!?」 ヴィレアム「覚えているか、身を挺してお前を守ったマルティンという男の名を」 アクセル「なっ、なん~!」 ヴィレアム「あのときお前を見送ったティモという少年、 この姿を見たらどう思うだろうなぁっ!」 アクセル「あぁぁぁぁぁ~っ!」 アオラ「なんという、胸をえぐるような言葉責めなんだぁーっ!」 ルル「まるで、スーパーロボット大戦OGクロニクルを熟読しているかのような 言葉の冴えですわーっ!」 ヴィレアム「ちまちま二回行動してんじゃねぇこのウィンキー時代のニュータイプがぁーっ!」 アクセル「あぁぁぁぁぁっ!」 アオラ「ヴィレカイザーさん、ニュータイプ至上主義の豚の首根っこを捕まえたぁーっ!」 ルル「そして御手をーっ!」 ヴィレアム「お前の特殊技能は、これだろうがぁっ!」 スパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパ アオラ「疾きこと風の如く!」 ルル「徐かなること林の如く!」 ラン「侵掠すること火の如く!」 デスピニス「叫ぶこと赤ワカメの如し!」 スパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパ アクセル「でぃぃぃっや! でぃぃぃっや! でぃぃぃっや! でぃぃぃっや!!」 アオラ「『スパンキン風林火でぃぃぃぃぃっや』だぁーっ!」 ルル「きゃーっ! 今日は100『でぃぃぃぃぃっや』越える勢いですわぁーっ!」 レラ「・・・・・・、・・・・・・、・・・・・・」 ズダダダダダダダダダッ! デスピニス「レミュさんが、レミュさんがドラムに専念し始めました!」 ベベベベベベベ ラン「そしてキャク様もベースに復帰しはったやんかぁーっ!」 アオラ「これぞODE×ニュータイプ至上主義の豚のあるべき姿なんだぁーっ!」 ルル「さすがニュータイプ至上主義の豚、お目が高いですわぁーっ!」 デスピニス「ああ、お母さん、わたし、怒張してしまいそうです」 【小一時間後 公園】 ヴィレアム「ハァ、ハァ、もう追ってこないか」 キャクトラ「まさか、警察を呼ばれるとはな」 ヴィレアム「なにが『まさか』だよ。あれだけ店の中のもの壊してたら、当たり前だ」 キャクトラ「しかし壊したのは友だ」 ヴィレアム「しょうがないだろ、あの場合!」 レラ「・・・・・・ぜひ、・・・・・・ぜひ」 アクセル「いまにも息絶えそうだが、いいのか、この子は」 ヴィレアム「わぁ~、レラぁっ!」 キャクトラ「レラ殿ぉ~っ!」 レラ「・・・・・・ぜひ」 ヴィレアム「ふぅ、蘇生したか。まったく、お前は俺たちがいないとダメなんだから」 レラ「・・・・・・、・・・・・・」 キャクトラ「『その言葉、そっくりそのまま返してやる』と、レラ殿はふくれっ面だ」 ヴィレアム「口が減らないなぁ、お前も」 ヴィレアム「あのさぁ、レラ。 残酷なこというようだけど、俺たちはずっとお前とバンドやってるわけにはいかないんだよ」 レラ「・・・・・・、・・・・・・」 ヴィレアム「でも、さ。お前は音楽続けるべきだと思うよ。 お前は才能あるし、熱意あるもんな。 バンドやるなら、俺たちよりずっと上手いやつ、いくらでもいるんだし」 キャクトラ「しかし、友よ!」 ヴィレアム「お前、バンドやるようになってずいぶん変わったよ。 昔は、生きてても死んでるみたいだったもんな。 たぶんそれ、目標っていうものができたからだろ。 そういうの、いいと思う。 俺もおなじだからな。かなえられるのかどうか微妙な目標追いかけてる。 クォヴレーさんに勝つっていう」 キャクトラ「友よ」 ヴィレアム「キャクトラが妙にレラに懐いてる理由、なんとなくわかったよ。 お前とバンドやってると、テンション上がるんだ。 できないことなんかなにもないって、そういう」 レラ「・・・・・・、・・・・・・」 ヴィレアム「だからさ、ちゃんとしたメンバー見つかるまで、俺たちとバンドやろう」 レラ「・・・・・・、・・・・・・」 キャクトラ「ははぁっ!」 ヴィレアム「どうしたんだよ、顔真っ青にして」 キャクトラ「『いまさらなんだけど、仮にお前がクォヴレーさんに勝てたとして、 クォヴレーさんを殴り倒すような男をゼラドは好きになるのか』 と、レラ殿が素朴な疑問を呈していらっしゃる」 ヴィレアム「お前はなんでそういうことをなぁっ!?」 アクセル「全員、まだ生ワカメだ。これがな」
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カムカムエヴリバディ 色 出演者 備考 黄色 橘安子→雉眞安子→ 安子・ローズウッド/アニー・ヒラカワ(上白石萌音〈乳児期:青木桜音、幼少期:網本唯舞葵、老年期:森山良子〉 アニーとしての登場時には、安子と同一人物であることが判明するまで白色で表示されていた。 水色 雉眞るい→大月るい(深津絵里〈0歳:新井心琴・那須結依人・三浦碧月・中田紫月・枡美玲・徳本向葵莉、1歳:今井望鈴・永尾琉衣、3~6歳:中野翠咲、7歳:古川凛〉) 緑色 大月ひなた(川栄李奈〈乳児期:ななと・友八緒乃、幼少期:伊丹風花、少女期:新津ちせ〉)
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プロローグ 新西暦と呼ばれる時代・・・ 人類は交互に訪れる平和と戦争に飽き飽きしていた。 恒久的な平和を理想とする連邦政府が樹立され世界はひとまずの平和を得たかに見えた。 だが恐竜帝国、ネオジオン軍、邪魔大王国を筆頭に様々な組織や勢力が出現し地球圏は再度混乱に陥った。 人類はこれに対しゲッターチーム、連邦軍、ビルドベース隊を結成し対抗していた。 そんな中、外宇宙から来た存在“バルマー”と名乗る組織が出現。 未知のテクノロジーの前に地球人類は苦戦を強いられていた・・・。 これはそんな中、懸命に生き抜いた若者達の物語である。 第一話 遭遇 初夏。それは非常に暑い日だった。 蝉が鳴き、日差しがきつい。 誰もが軽装で歩き汗をかいている。 道端を1人の男が歩いていた。 彼の名はカツ=コバヤシ。 エゥーゴという組織に入っている男だ。 彼は今新しい任務先に向かっている所だった。 ジオンの残党がいると思わしき場所の偵察が任務である。 楽な任務と言えば楽な任務である。 敵に発見されなければOKだ。 それにここいらにある組織も協力してくれるらしい。 待ち合わせの場所に向かって歩いて数分、古ぼけたアパートが見えてきた。 どうやらここらしい。 角を曲がって彼の目に見えてきた物は連邦軍の制服を着た女性だった。 否、厳密に言うと違った。 タンクトップの様な軍服に白いスリット入りのタイトスカート。 思わず見とれてしまう脚線美。 それに加えて風が吹いた。 スカートがめくれ上がり女は慌てて手でスカートを押さえた。 前からは見えなかったが横からは下着が見えた。 カツは慌てて顔を背けて股間が膨らみそうなのをこらえた。 そそくさとその場を歩き去りカツは待ち合わせ場所のドアの前に立った。 「どーも。」 コツコツとドアを叩く。 「合言葉は?」 「ビルドアップ!」 カツが合言葉を言うと同時にドアが開いた。 「どうも。私の名はポイズンアイビー。あなたは?」 ドアを開けた女が言った。 「俺の名はカツ=コバヤシ。よろしく。」 「よろしく。」 ピロロロ。 不意にカツの持っているケータイが鳴った。 「ちょっと待ってくださいね。はいカツです。」 「ああカツ君か。君の任務は偵察および相手の組織の殲滅に変更だ。よろしく頼む。」 「ハイ了解です。」 ブチッと電話が切れた。 「それでは任務の話に移りましょうか・・・んッ?」 カツは部屋中に満ちた甘い臭いに気付いた。 体が温まり頭が蕩けそうになっていく。 目の前がぼやけて股間が固くなる。 それが媚薬だという事に気付かない程カツの理性は蕩けていた。 体の力が抜けてカツは尻餅をついた。 ポイズンアイビーがカツの顔を抱えて耳にふっと息を吹きかけた。 「ねぇカツ君・・・エゥーゴの情報をお姉さんに教えてくれないかなぁ?」 アイビーがカツの股間を手で揉みシゴきながら尋ねた。 「うう・・・仲間を売るワケには・・。」 「仲間?協力相手でしょう?どうしてそれが裏切る事になるの?」 「協力相手ならこんな事はしない筈ッ!お前はネオジオンのスパイだな!?」 「うふふ・・・違うわぁ。私はれっきとした協力相手。君男の子だから色々負担して貰う事になるのよね。」 アイビーはそう言うとカツの唇にキスをした。 甘い味がカツの口内に広がっていく。 「んっ…んんんッ・・・ああッ・・・あうッ!」 アイビーの唾液がカツの体内に入り思考を鈍らせ性欲を膨らませていく。 今やカツの理性は蕩け彼は本能に従うままの獣になっていた。 カツクゥン、エゥーゴで一番強い人は誰なのぉ?♪」 アイビーが猫なで声でカツに質問した。 カツは嬉しそうにアイビーの太腿を擽っている。 「もうちょっと触らせてくれたら教えてあげるよ。」 カツは涎を垂らしながらいやらしい笑みを浮かべている。 完全にアイビーのカラダの虜になっている。 「じゃあ私の胸を揉ませてア・ゲ・ル♪」 その言葉を聞くとカツはアイビーにむしゃぶりついた。 「あん!あう!そんなに強くもまないでぇ!」 いやらしい手付きでカツはアイビーの胸を揉んだ。 「エゥーゴで一番強い人はアムロ=レイ とクワトロ=バジーナ。」 「そう・・・今度仕事をする時はその人達も一緒だといいわね。なんせ敵は手ごわいわよ。ティターンズの残党も混じってるからね。」 「それだけの為にこんな事をしたの?」 「ううん。あなたに戦場で護って貰う為よ。私1人じゃ心細いもの。人間いつ死ぬかわからないんだから前払いよ。ンフフ。」 カツは度肝を抜かれた。意識は朦朧としていたにも関わらずこの女の度胸と手段に。 単にカラダを売るワケではない。こちらが払うのは労力だ。褒美が先払いとは…。 「ねえ・・・任務が終わったらさ・・・ベッド・・・」 カツが顔を真っ赤にしながら聞いた。女を口説くにももっとマシな言葉があるだろうにと自分で思っていた。 「う~ん、あなたがそれなりの仕事をしたら、の話ね。」 「マジ!?うん やるよ!」 カツはのっそりとカラダを起すと嬉しそうな声を挙げた。 だがカツはこの時まだワカっていなかった。 自分のする任務がどれ程ハードなのか、そして命の保障など無いという事に・・・。 第二話 旧型 カツとアイビーは車に乗って協力相手のアジトへ向かっていた。 人数は10人程度らしい。 車窓から見る風景は何処と無く殺風景だ。 町から離れているらしく荒野を道路が走るのみである。 車は数十分程でアジトに着いた。 アジトと言っても廃工場の倉庫でしか無い。 それはあくまで表向きのモノである可能性も無い事は無いが。 「よく来た。君がエゥーゴからの協力者だね。」 カツ達をカジュアルな服装の男が迎えた。 「ア・・・あなたはッ!?」 カツは身構えた。目の前にいる男はかつて戦場で敵であった男だからだ。 無論かつて敵だった人間が仲間になるケースもある。 だが今回は意外だった。 どこをどう見ても共闘出来る要素など無い人間が協力相手なのだ。 「フフフ・・・まだ私の事を覚えていたのですか。まあ無理もありませんね。」 男は愛想良く笑った。 (マサキがいたら喧嘩が始まるだろうな・・・) カツは一瞬そう考えたがそれを振り払った。 「あの・・・相手の情報はどのくらいあるんですか?」 カツは真面目な口調で男に質問した。 「現在、地球上におけるいくつかの勢力の複合体だという事がわかっています。 彼らの本拠地はここから50km程離れた場所にあります。我々は何度か遭遇していますが それほどの脅威はありません。」 複合体。 その言葉にカツはいささか恐怖を覚えた。 敵側に特色がある機体が一機あるだけでも戦況は変わる。もしそれが複数あればなおさらである。 数で攻めればいいという訳では無い。 「あの・・・そちら側の戦力を見せてくれませんか?」 カツがよそよそしく聞いた。 正直不安なのだ。並程度の腕しか持ってない自分が彼らの役に立てるのか。 「ではこちらに。」 ここはアジト地下格納庫。 「勢力名の説明がまだでしたね。現在、私達は“カラバ”と名乗っています。」 カツ達は格納庫の通路にいた。 様々な機体がここにはあった。 赤青黄の戦闘機、モビルスーツ二体、ロボット三体、そして機体が入っていると思わしき コンテナが一つ。 カツは全ての機体に見覚えがあった。中には以前自分が動かしたモノもあった。 その時、ピーッと音が鳴った。 男がホイッスルを使ったのだ。 直後、機体の後ろからワラワラと人が出てきた。 「あらカツじゃない。元気してた?」 集団の1人がカツに声をかけた。どうやらカツの知り合いらしい。 「ルー、ルー=ルカじゃないか。エゥーゴで姿を見ないと思ったらカラバにいたのか。」 「まあそういう所ね。」 「初めまして。カツ=コバヤシさん。カラバのメンバーのロビンです。」 「同じくメンバーのジョーカーです。」 「ヴィレッタ=プリスケンだ。よろしく。」 「一文字 號ってんだ。」 「大道 凱だ。」 「橘 翔だ。よろしく。」 (ルカ以外は初対面か。) カツは細かく相手の顔と名前を頭に叩き込んだ。 「カツさん。何かご質問は?」 「あのう・・・あそこにあるのはゲットマシンですけど・・・それが何故ここに?」 カツが疑問に思うのは当然だった。 三機のゲットマシンが変型合体する事で“ゲッターロボ”と呼ばれる機体が完成する。 それはスーパー系ロボットが引っ張りだこの今の状況でカラバの様なマイナーな組織が手にいれられる代物では無い。 「あれは旧型なんです。現在あちらの方では新型のゲッターロボ二機が主力の様ですしね。」 カツは驚愕した。 今男が言った事を言い換えるなら旧型のゲッターでは歯が立たない程の敵がいるという事なのだ。 「自分はどの機体にのるのでしょうか?」 「カツさんの機体は・・・これです。」 男は目の前の機体を指差した。 RX 78-2 ガンダム。 かつてアムロ=レイという男が搭乗し大きな戦果を挙げた機体である。 (自分に乗りこなせるのか?そんな事が本当に可能なのか?」 カツは不安になりながらも現実を受け入れた。 「さて皆さん、今回の作戦を説明します。」 男は仲間達の方に向き直った。 参戦予定作品 機動戦士Zガンダム ゲッターロボ ゲッターロボG 真・ゲッターロボ ゲッターロボ號 バットマン バンプレストオリジナル 鋼鉄ジーグ 登場人物説明 ルー=ルカ(機動戦士ZZガンダム)エゥーゴの一員。グレミー=トトと知り合い。 ロビン(バットマン)正義感溢れる青年。バットマンの助手。 ジョーカー(バットマン)ゴッサムシティのマフィアの首領。悪に美学を追求する男。 一文字號(ゲッターロボ號)並外れた身体能力を持つ漢 大道 凱(同上)巨漢。 橘翔(同上)ゲッターチーム 紅一点。 ヴィレッタ=プリスケン(バンプレストオリジナル) 地球連邦軍SRXチーム大尉。 第三話 進撃 ここはカツが最初に訪れた町。 人々はいつも通りの生活をしいつも通りに動いていた。 たった数分前までは。 ズン。 地響きの様な音が鳴った。 ズズン。 ビルが大きい音を立てて倒れた。 ドオン。 熱線が地面の爆発を起した。 今や町は廃墟になる寸前だった。 突如として巨大なロボット達に襲撃されたのだ。 何の前触れも無かった。 人々は逃げ惑っていた。 「あなた!」 「ハニー!」 1人の女が夫と思われる男に手を伸ばした。 その時彼女に影が差した。 彼女を中心にした半径二メートル程の地面を覆い尽くす巨大な影。 ロボットの足だった。 「ヒッ!」 彼女は観念して目を瞑った。 ドオン。 轟音がして数秒後彼女は恐る恐る目を開けた。 彼女の目に入って来た光景は白いモビルスーツがロボットを組み伏せている状況だった。 「逃げてください!」 白いMSのパイロットが無線越しに叫んだ。 「ハニー!大丈夫だったか!?」 「ええ・・・逃げましょう」 二人の男女は全速力で駆け出した。 (何とか間に合ったか・・・。) 安堵したのもつかの間、パイロットは機体に衝撃が走るのを感じた。 組み伏せられていたロボットが今度は白いMSを弾き飛ばしたのだ。 「ウッ!」 遠のきそうになる意識をどうにか繋ぎとめた。 頭部のバルカン砲で敵を牽制しどうにか機体を立ち上げる。 (ガンダム 大地に立つ か。) そんな他愛の無い想像をしながらもカツは前後左右を確認した。 自分の周りに目の前の敵一機のみ。 「ていッ!」 相手の側面に回りこみながらビームライフルを連射する。 幸運な事に全て命中した。 だが・・・ 「グゥゥッ!」 相手のロボットが吼えて尻尾を振り回した。 ドンッと音を立ててカツの乗ったガンダムが弾かれる。 「ウッ!」 カツはカラダがバラバラになりそうな程の衝撃と目の霞みを覚えた。 このままではいけない。 動かなければ踏み潰される。 相手は迫ってくる。 「く・・・う・・・」 出力が上がらない。レバーを目一杯押しても機体が僅かに動くだけだ。 敵が目前に迫りカツのガンダムのコックピットを踏み潰そうとしたその時、 敵は真っ二つに切り裂かれた。 敵のロボットの後ろにいたのは赤い斧を持ったロボット、ゲッター1だった。 「恐竜帝国の連中はタフなんだぜ?1人じゃ危ねえよ。俺らに任せな!」 ゲッター1から聞こえてきたのは一文字號の声だった。 「ありがとう。やられる所だったよ。」 その時ピーッと音が鳴りカツ達の機体に通信が入った。 「こちらルー。応答を願う。ティターンズと思われる部隊と交戦に・・・ガーッ」 (まさか…) カツは嫌な予感がしていた。 「この敵に加えてまた新しいのが来たのか。ここは俺に任せてアンタはルーの所に行きな!」 「任せたぜ!」 カツはガンダムを何とか立ち上がらせるとバーニアをフルに噴射させた。 號はカツを見送るとゆっくり後ろを振り返った。 「へっへっへ この町の人達が味わった恐怖をお前達にも思い知らせてやるぜ ゲッターの恐ろしさをな~!」 ゲッター1の姿は恐竜帝国のメカの群れの中へと消えていった。 二つの機影が空中で何度も激突していた。 一つはルー=ルカが駆るリ・ガズィ もう一つはハンブラビ。 リガズィがビームライフルを放つもハンブラビは軽々と避け反撃でビームを撃ってくる。 「ちッ!」 ルーは焦っていた。 先程から何度も撃っている。もうビームライフルのエネルギー残量が無い。 「ハハハ!どうした!それで終わりか!」 相手のパイロットは嘲笑っていた。それがルーの焦りと怒りを更に増大させた。 リガズィのビームがもう一発。だがそれも避けられる。 カチッ。EN切れの合図である。 「見せてやるわ!女だからと言って甘くみないで!」 「ほう?女なのか。」 ルーはビームライフルを投げ捨てビームサーベルを抜き相手に切りかかった。 ハンブラビもビームサーベルで応戦する。 「やあッ!」 何度か切り結んだ末、リガズィのビームサーベルがハンブラビの右腕を落とした。 「ぐおッ!」 「てぃっ!」 リガズィの前蹴りがハンブラビの腹を蹴った。 ルーがトドメを刺そうとリガズィの腕ミサイルを放とうとした時だった。 何かがリガズィの腕に巻きついた。 「一体何を?・・・・あぎぃぃぃぃ!」 突如として凄まじい電撃がリガズィの機体を襲った。 「海ヘビ」 それが兵器の名だった。 「へへへ名乗っとくぜ。俺はティターンズのヤザン=ゲーブル。」 「こちらルー。応答を願う。ティターンズと思われる部隊と交戦に・・・」 言葉を最後まで言わずにルーは沈黙した。気絶したのである。 リガズィの駆動系統もダウンしていた。 ロボットの弱点である電撃攻撃は計器類を麻痺させるのだ。 「コイツとパイロットを持ち帰って・・・ん?」 ヤザンはレーダーに映った影を見た。 まっすぐこちらに飛んで来る。 「そこのMS!動きを止めろ!」 両肩に長いキャノン砲を積んだロボットが現れた。 パーソナルトルーパー R-GUN powered。 ヤザンのハンブラビに対してツイン・マグナライフルで攻撃を仕掛けた。 「ほおう威勢がいいねぇ。人質を取ろうかなと思ったんだが・・・それじゃジャミトフと同じだからな!」 このまま逃げさせてもらうぜ!」 「待て!」 変型して逃走するハンブラビをR-GUNが追跡する。 その時R-GUNの両脇にハンブラビが二体出現した。 「へっへっへ コイツも頂きだぜ。」 「ふふふ覚悟しな。」 ヤザン達の編隊は丁度三角形を形どっていた。R-GUNは丁度その中心にいる。 ヤザンのハンブラビと他のハンブラビからワイヤーが発射された。 「拘束するつもりか!?そんなワイヤーでこれを縛れると・・・むッ!?ミギャアアア!」 ヴィレッタの体を鋭い電撃が襲った。 「ふっふっふ 見たか これぞ我らの連携 “クモの巣”!」 「うう・・・リュウセイ・・・」 ヴィレッタの体がガクリと折れた。気絶したのだ。 「ヤザン隊長 どうします?」 「とりあえずアジトに戻るぞ。こいつらには色々聞きたい事がある。」 動かなくなったリガズィとR-GUNをぶら下げてハンブラビ達は都市上空から消えた。 カツの乗ったガンダムがそこに付いたのはその数分後だった。 「ルー!どこにいるんだ!返事をしてくれ!」 声を大きく張り上るもそれは唯虚空に響くだけだった。 「カツ君 敵軍はあらかた倒した。撤退したまえ。」 カラバのリーダーから通信が入った。 「了解しました。ルーが・・・ルーが攫われました!」 「何ッ。ともかく今は帰還したまえ。作戦はじっくり練る。」 「はい・・・。」 カツは言い知れぬ不安を覚えていた。 これは単なる誘拐だけでは終わらない気がするのだ。 彼はそれが杞憂に終わる事を願うのみであった。
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Villey 男 17歳 174cm 主人公。敬語でヘタレ。一人称僕。